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 滋賀の酒の特徴はバラエティに富んでいることである。

 日本一の湖「琵琶湖」を中心に、取り囲むように平野部が広がり、またその周りを山々が取り囲む滋賀。

 山の水は平野部の流れ、琵琶湖へ注ぎ込む。琵琶湖へ流れ込む川はいくつもあるが、琵琶湖から流れ出る川は瀬田川1本である。全て山で囲まれその山ごとに伏流水が異なる。鈴鹿山系、伊吹山系、比良山系・・・。この豊富な山からの伏流水が現在でも多く残る酒蔵の伏流水として利用されている。また川の水は田を豊かにし、酒米の生産も豊富である。

 滋賀県の酒造好適米は「玉栄(たまさかえ)」「吟吹雪(ぎんふぶき)「山田錦(やまだにしき)」「滋賀渡船6号(しがわたりぶね6ごう、通称:渡船)」の4種。

 豊富な水系の多様な水を活かし、多様な酒米でバリエーション豊かなお酒が滋賀の地酒の魅力の一つである。

 現在滋賀県には40数社の酒蔵があると言われている。残念ならが休業状態の蔵もあり、実際に酒造りを行っているのは30社程度。それでも数はとても多い。

 滋賀県の1蔵あたりの平均製造石数は、全国最少である。これは滋賀県には生産量の少ない小さな酒蔵が多いということである。手造りで丁寧に醸された滋賀の酒を敬愛し、応援しています。

滋賀の酒蔵

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